坂東玉三郎特別舞踊磐田公演 その2 [地元の話題]
お能を元にした『熊野』は衣装も能装束を思わせる重厚なもので、
ゆったりと静かな動きの中にも喜怒哀楽があり、
玉三郎さんの鍛え上げられた肉体あってこその
この上なく格調高い舞でした。
宗盛役を務めていらっしゃった坂東功一さんは玉三郎さんのお弟子さんで
(他の出演者も一門の方々です。)
背が高くてすがすがしいお顔立ちで以前から注目していましたが
今回はなかなか立派で、熊野がいっそう可憐な感じに見えました。
応援していきたい役者さんです。
そしてお馴染みの『藤娘』。
まず驚いたのは
暗闇からパッとライトがつくと、大ぶりの松の木にあでやかな藤の花
ではなくて
舞台いっぱいにひろげられた銀屏風が渋い光を放ちました。
白と紫の長藤だけを描いて奥行や時間の広がりまで感じさせる
斬新かつ気品のあるデザイン。
琳派の屏風みたいで私はこっちの方が好き。
そして とびきり可愛らしい「藤娘」!
もうコメントのしようがありません。
この方は日本のというより「世界の宝」。
同じ時代に生きられて、なんて幸せっ!
最高に良いものを見せていただき
玉三郎さんはじめ出演者のみなさま、スタッフのみなさま、
そして実行委員のみなさま、
心から感謝いたします。
以前書いた関連記事はこちらです。 ご参考まで。
http://cinnamon-cardamon2.blog.so-net.ne.jp/2012-09-26
http://cinnamon-cardamon2.blog.so-net.ne.jp/2012-09-27
http://cinnamon-cardamon.blog.so-net.ne.jp/2010-05-03
アジアンキャッツさま、めぇさま、kurakichiさま
nice!をありがとうございました♬
by cinnamon-cardamon (2013-03-14 12:14)