卵立て [暮らし]
35年ぐらい前にフランスで求めたものです。
なんでこんなオリエンタルな絵柄を選んだのか
当時の気持ちは忘れてしまいましたが
今でも大好きなことに変わりはありません。
初めてのヨーロッパ旅行でしたが
友人の伝手でバカンスの間留守になった小さなアトリエを借りることができ
3週間ぐらい滞在しました。
昼間は美術館や博物館、画廊、教会、雑貨屋さんや文房具屋さんなどを夢中で見てまわり
夕食は友人や彼女の恋人やその周りの人々と一緒に過ごしました。
皆でドイツやオーストリアへの電車の旅もしました。
フランスの人たちは食事中もずっとおしゃべりして議論して議論して
慣れない頃は喧嘩してるのかと思いましたが
ずっとフランス語の嵐が吹きまくる中にいたので
帰る頃には単語をちょびっと拾えるぐらいになって
聞いているのも楽しくなりました。
狭いアトリエなのでキッチンもお風呂もシャワーもありませんでしたが
便器と並んで同じ形のビデ専用のものが設置されていたのにはびっくり。
さすがフランスと妙に納得したものです。
そんな様々な思い出が蘇る特別な卵立て。
半熟卵はシンプルなのに丁度良い頃合いが難しくて
失敗の方が多いのですが
それでも時々無性に食べたくなります。
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