ソウル その4 ちいさな博物館とすいとん [韓国へ]
ソウルについた日の午後は、朝鮮時代の伝統的な家屋が並ぶ北村(プクチョン)を訪ねました。
北村には手仕事の工房や小さな博物館がたくさんあるんですよー。
もう、うれしくてうれしくて一日中歩き回りたいところですが…
ただでさえ寒いのに、
歩いているうちに雪が舞い始め、そのうちに牡丹雪がどんどん落ちてきて
手袋をはめてるのに指が痛いです。
嘉會博物館
他に誰もお客さんがいなくて、
声をかけたら、鍵を開けて中へ入れてくれました。
いれたてのお茶をごちそうになり、冷えた手も温まります。
民画とよばれる、朝鮮時代の後期に
貴族だけでなく庶民の家をも飾った素朴な屏風絵。
描いたのはたぶん有名な絵師ではなかったでしょう。
ユーモラスな動物や牡丹の花、文房具などが、
美しい色彩でのびのびと描かれています。
ほどよい下手さがたまりませんよー。
民画のほかに、護符のようなものも展示されていました。
博物館というにはかなりこじんまりとしたスペースで、建物自体も趣があって、
田舎の親戚の家に遊びに行ったような空間でした。
ここでのんびりしすぎて
閉館まであまり時間がなくなってしまい
ほかのいくつかの小さな博物館&工房は駆け足で回ることに。
どれも体験コーナーも併設されていて、時間があったら参加してみたかったです。
韓国 というと派手なピンクや鮮やかなブルーを思い浮かべていたのですが、
そうではないものもたくさんありました。
繊細な手仕事や、品のよい配色は、日本人の感覚にとても近いのではないでしょうか。
そうこうしているうちに、閉館時間が近づいて人気(ひとけ)がまばらになってきました。
さっきからおなかも鳴ってます。
そうだ すいとんだ。
ちょうど観光ガイドさんがいたので(北村はポイントごとにガイドさんが立ってるんですね)
運よく「三清洞のすいとん屋さん」への近道をおそわることができました。
ところどころ残った雪ががつるっつるに凍って急な坂道は命がけでしたが、
食べたい一心で、せまくて長い階段も降りて降りて降りて、
ようやく三清洞の大通りへ出ました。
こんなに寒いのに汗かいちゃった。
でもハングル読めないのでどのお店なのかさっぱりわからない。
よーしとあたりをつけてはいってみたら、
「すいとんですか」ときた。しかも日本語で。
15分以上待ってようやくきましたっ。
アサリのおだしがきいたスープのなかにコシのあるすいとん。ジャガイモもはいってます。
白菜キムチや青菜のキムチはセルフでお変わり自由。
熱々のすいとんをいただいてすっかり元気を取り戻しました。
韓国に来てはじめての食事はとびきりおいしかったです。
面白かったのはすぐ後ろのテーブルに座っていたひとたちが、
あきらかに日本人ではないのに、
ちょっとへんだけど流暢な日本語で会話していたことです。
いろいろな国から日本へ留学して知り合ったのかな。
嘉會博物館
ソウル特別市鐘路区嘉會洞11-103
℡82-2-741-0466
10:00~18:00 月曜休館
三清洞スジェビ
ソウル特別市鐘路区三清洞102
℡02-735-2965
12:00~21:00 年中無休
次につづく…
こんな街があるんんですね。ゆっくりめぐってみたいです。
すいとんも食べたくなってしまいました。
寒い季節だから、余計にすいとんも美味しいのでしょうね♪
by コリンママ (2012-03-01 18:20)
thisisajinさま
ご訪問&nice!をありがとうございました♪
by cinnamon-cardamon (2012-03-01 22:18)
コリンママさん
郊外ではなくて、街中からすぐの高台にあり、かつて貴族階級の人たちが住んでいた地域だそうです。
すいとんの入っている器は顔が洗えそうなくらい大きかったのですが、あまりにおいしかったのと、お昼ご飯を食べてなかったので、完食してしまいました。
by cinnamon-cardamon (2012-03-01 22:35)
アジアンキャッツさま
nice!をありがとうございました♪
by cinnamon-cardamon (2012-03-05 08:26)
ハマコウさま
ご訪問&nice!をありがとうございました♪
by cinnamon-cardamon (2012-03-05 23:00)