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古い病院が!(台中) [お気楽台湾生活]



台中駅を背にして、目指すは宮原眼科という名前のカフェ。

カフェなのに眼科なんて。

いったいどんなお店なんでしょう。

台中駅前のメインストリートは中正路ですが、一本左側の中山路を行きます。


緑川という川の手前の交差点角に

ありました!

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レンガの美しい建物です。

ドアを開けていよいよ中へ入ります。

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うわ〜 天井高い(◎_◎;)。

一階から三階?四階?までの吹き抜けが壮観です。

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正面が鏡になっているのでとても広く感じます。


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病院というより、まるで図書館のよう。

 



重厚だけど同時に軽々としていて、古いけど新しくて、温かいけどクール。

古い書架や木の手すりとモダンなスチール、ガラスと鏡をうまく組み合わせていて

目がくらみそうな空間をつくりだしています。

 

圧倒されっぱなしで、おやつ食べるの忘れてた。

お茶しに来たんだったわ。


アイスクリームがとても美味しそうだったのですが

結構な人数の列ができていましたし

お酒工場からずっと歩きどおしでゆっくり休みたかったので

思い切って三階のサロンへ。


「醉月樓沙龍」という名前がぴったり。

オーダーを取りに来たお姉さんはあまりに美しくて見とれてしまう〜。


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娘がオーダーしたのはここのアイスを使ったスペシャルなサンデー。



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これは白キクラゲの温かいデザート。蓮の実が別に添えられています



入り口で一人当たりの最低消費額180元でと念を押されドキドキしましたが

三人がそれぞれ好きなものを頼んで2500円ぐらいでした。

まあまあのお値段でお姫様気分を味わえるので

もしも台中に行くことがあったら、デートにはお勧めです。

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レジカウンター下の装飾も豪華ですこと。


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洗面所には宮原専用のハンドソープとハンドクリームまで!




美味しいスイーツも食べて落ち着いたところで

一階の売り場を見て回ります。

ここの売りはなんといってもチーズケーキとパイナップルケーキですが

オリジナルのチョコレートやゼリー、お茶も充実しています。


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珍しい木の実やドライフルーツを使った台湾らしいチョコ




何よりパッケージデザインとディスプレイの素敵なこと!

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さてさて、なぜ宮原眼科というのでしょうか。 


日本統治時代の1927年、宮原武熊医師が台中駅前に「宮原眼科」を開院しました。

第二次大戦が終わり 宮原医師は帰国することになって

赤レンガの建物は国民党政府の管理下で「台中市衛生院」として使われていました。

その後「衛生院」も閉鎖されてしまいました。

数十年もの間荒れるままになっていた建物に注目したのが製菓会社の日出でした。

赤レンガを生かして病院を改装し、素敵によみがえらせたのです。

台中駅周辺には宮原眼科のほかにも日本統治時代の建築物が残っています。

そうした古い時代の建物にスポットを当てて再生させた日出のお店は

市内に5店舗あり、台中の新しい名所となっています。


古き良きものを残して再生させる動きは台北でも盛んですよー(^ ^)。



次回は日出の最新店舗のおはなしです。






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夏炉冬扇

お早うございます。
吹き抜けのガラス模様が好きです。
by 夏炉冬扇 (2014-04-06 07:47) 

cinnamon-cardamon

夏炉冬扇さま

こんにちは。
天井のガラスの模様は「双喜」といって喜の字を二つならべたものです。結婚式に欠かせない印で、日本で言えば「寿」みたいなものですね。
by cinnamon-cardamon (2014-04-06 13:55) 

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