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駅裏の倉庫が!(台中) [お気楽台湾生活]


お酒工場を出て、さて駅はどっちかな。

ちょうど敷地内に課外学習らしき先生と生徒さんたちがいましたので 

道順もわかり、駅の手前にある倉庫をめざします。

 

地図をたよりに細道を右へ曲がると

工事現場の塀が続く路地に出ました。

あーここだ!

 

左側は線路沿いに工事中の塀が続き、反対側には倉庫がならぶ不思議空間。

 

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お店なのか工房なのか、ドアは閉まっているのでただ通り過ぎるだけですが。



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枕木が敷き詰められた通路。



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有名な20号倉庫にやってきました。

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カフェをやっているはずですが、休業のようです。


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ガラス張りのカフェに反対側の工事現場が映っています。




ギャラリーのほうはちょっとだけ入れますがなにもやっていません。
閉館というかんじでもないので、今はおやすみなんでしょうか。

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期待した割にはなんだかなー   というかんじでしたが

一軒ずつドアを開けて訪問したら、いい出会いがあったかもしれません。

なにぶん今回は家族が一緒なので我慢我慢。




20号倉庫を出ると、倉庫の左手の木造の建物に沿って駅へ行けそうな通路が。

ぐるぐると迷路のような細い道をいくと

おー、裏駅の改札口へ出ましたよ!


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まだまだ電車に乗るわけにはいきません。

駅の反対側へ出る道はないかな。




東西をつなぐ地下道みたいな細い通路を通り、めでたく台湾鉄道台中駅の正面へ。

この駅舎もレトロな雰囲気満載です。

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次回は今回の旅で一番ゴージャスなカフェが登場します ‥‥。

 

 




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昔の製酒工場が!(台中) [お気楽台湾生活]







無為草堂 をあとにして、さて次は‥‥。

100年前(日本統治時代)に建てられた製酒工場の建物群が

最近はアートの発信地となっている というので見に行ってみました。

場所は無為草堂から台中駅にむかう途中にあります。

タクシーで10分もかかりません。

このエリアの入り口はこんな風。

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アーチはビール瓶を重ねてできています。
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細長い通路をはさんで、両側に色々な施設がならんでいます。

入ってすぐの左側の建物は

台湾のデザイナーの手によるモダンなグッズのショウルーム兼ショップ。

右手奥にはカフェもあります。

そのまま通路を進んでいくと、お酒工場だった古い建物が見えてきます。

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ここには臺灣菸酒股份有限公司という現在の酒造会社のショウルームもあります。

有名な台湾ビールだけでなく、ワインや日本酒、紹興酒なども製造販売していて

中華風のゴージャスなデザインの瓶がたくさん陳列されています。

お酒のラベルを使った展示も面白いです。

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飲み過ぎに注意!

外にはお酒の瓶やかわいいオブジェも並んでいます。

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他にも美術展やコンサート、劇の上演などを行う建物が並んでいます。

週末には中央の広場で様々なイベントが催されるそうです。                    

ここから台中駅までは徒歩で行けます。

駅のすぐそばの古い倉庫にも面白いものがあるらしい。

さてさて何が待ってるのでしょう。

                                                                              次の記事に続く‥‥‥


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無為草堂(台中) [お気楽台湾生活]

まだまだ、まだまだレインボウじいちゃんのおうちにいたかったのですが

タクシーの運転手さんが道路の向こう側に立って

「おーい、まだかー」とでも言いたげな顔でしきりにこっちを見ているので

泣く泣く彩虹眷村を後にしました。





台中に来たからには茶藝館ははずせないでしょう。

彩虹眷村から近い無為草堂へ送ってもらいここで運転手さんとお別れ。


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道路からも見える年季の入った古い建物。



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入り口の門構えも建物も茅葺の木造建築です。


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門をくぐるとすぐ左手には小川のせせらぎ。





中へ入って席へ案内してもらうと真ん中に錦鯉のいる池があり、

それを取り巻くように部屋が並んでいるスタイルは中華風で

台北の茶藝館 耕読園 を思い出します。

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建物はかなり古くても清潔感があり、とても風情があります。

和風のお座敷と椅子席の部屋があり、

椅子席の方は池に向かってオープンで仕切りのない半個室です。


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お茶とお茶請けをたのむと、しばらくしてお姉さんがやってきて

中国式の茶藝でお茶を入れてくれたのですが

待ちすぎて美味しいはずの岩茶が苦くなってしまいました。

茶壺(急須)にお湯を注いでから一分ぐらいが飲み頃なのに‥‥。


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お茶と一緒に出てくる黒糖糕(黒砂糖入りのケーキ)はモチモチして美味しい。
真ん中奥のテンプラ(台湾風さつま揚げ)と
左の芋籤粿(肉まんの皮の部分が細切りの里芋になっているようなもの)は
お茶請けというより、ご飯のおかずにしたいくらいです。




お茶と建物の他にも見どころがあります。

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台中らしい景色です。屋根にどどきそうなくらい大きなサトイモの葉。


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年代物の鏡台


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レジのそばではかわいい小物も売っています。






お茶だけのつもりが居心地がよすぎてお昼過ぎまでくつろいでしまったので

ご飯も食べて行きましょうということになり‥‥。

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橙汁客家燻鴨套餐(客家風鴨の燻製オレンジ風味定食)



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にゅうめんのようなものですがスープがとても凝っています。




お茶の入れ方が残念だったほかは、お茶請けもお料理も抜群に美味しかったです。

こってりしすぎず、日本人の口には良く合うと思います。






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鯉の餌ももってきてくれます。


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餌を撒くと、鯉たちが恐ろしいぐらいに一目散にやってきます。





鯉に餌をやりながら、美味しいものをいただいてのんびりと時間を過ごす。

なんと贅沢な!

週に二回、夜は池に張り出した東屋でお琴の演奏があるそうですよ。


台湾鉄道の台中駅からは車で10分ぐらい。




無為草堂

          台中市公益路二段106號     04-2329-6707     
          営業時間  10:30-22:30      定休日  旧暦の大晦日
           






*おまけ

後でお店のリーフレットを読んだら、台湾初期の草堂風の建築と書いてあります。

「草堂」とは草葺の庵をさすようです。

また老子の精神 「無為」「若水」「希言」「不浄」をもとに

独特の空間を創り出しているようです。

「無為」とはなんでしょうか。気になったので調べてみると‥。

『老子』でいう「無為」とは、意図や意思、主観をすべて捨て去って、「道」(天地自然の働き)に身を任せて生きているありようを意味しているといえます。『老子』はこの「無為自然」を理想のあり方としました。

 ■『NHK 100分de名著』2013年8月号より


自然の法則にしたがって生きる→簡単そうで一番難しい(^_^;)


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彩虹眷村(台中) [お気楽台湾生活]


『彩虹眷村』今回の台湾行きでどうしても訪れたかった場所です。

台北からは台湾新幹線で一時間弱の台中駅で下車し、ここからタクシーで20分ぐらい。

車を降りて運転手さんが指差す方を見ると、が!

「せまいからすぐ見れちゃうからここで待ってるよー」と運転手さんは言ってますが‥‥。




わー、ここだー。やっと来たよー。

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たしかにせまいけど、塀も通路もお家も前の公園も

辺り一面びっしりとペンキで描かれたイラストで埋めつくされていますのよ。

あれもこれも、きれいでかわいくて面白くて、見たいところだらけです。

どこを撮っても絵葉書状態。半日いてもいいぐらい。


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「ここにはおじいさんや隣の家の人も住んでいますから、

静かに写真を撮ったり見て回ったりしてください。

勝手にドアを開けて中を覗き込まないでください。

午後のお昼寝時間には入らないで。」

などと書いてあります。

実際に今も住んでいるので洗濯物が干してあったり、自転車が置いてあったり。

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こんなカラフルなイラストの作者レインボウグランパ(虹爺さん)は

なんと御歳92歳だそうです。

当日もいらっしゃってお会いしましたが、とてもそのお年には見えません。 

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日本から来たというと、ニコニコと握手してくださり、

ツーショットの写真にもピースサインでおさまり、

終始もの静かで小さくてかわいらしいかたでした。

毎日ペンキでイラストを描くことで周りの人々に喜んでもらえ、

またそれがおじいさんのパワーの源になっているんですね。





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お隣の教会にも可愛い天使や羊さんのイラストが。
塀の絵はおじいさんの作品かな。





実はこのあたりの家々は再開発のために取り壊されることになっていたのですが

そのころからおじいさんがコンクリート塀にイラストを描き始め

それが次第に評判となりネット上でも知られるようになりました。

そしてこの村を救ってと台中の市長さんの元へ大量のメールが。

そこで市長さんが自らこの村を訪問し

おじいさんの絵を見て再開発地域からはずすことに決めたそうです。

なんと粋なはからいでしょう。


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*おまけ

『眷村(けんそん)』て聞き慣れない言葉だと思いますが‥‥。

第二次大戦後の中国では内戦がおこり、

蒋介石が率いる国民政府軍は家族や親族を引き連れて台湾へのがれてきました。

彼らは外省人と呼ばれ、日本が統治していた時代の建物を利用したり

急遽建てた集合住宅にまとまって住むようになり

台湾各地で独特の文化を持つ村を形成しました。

それが眷村です。

虹のおじいさんももとは中国の兵隊さんだったのですね。

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「老兵」とは虹のおじいさんのことですね。




台北のオシャレ撮影スポット『四四南村』も眷村のなごりです。

以前書いた『四四南村』の記事はこちら。







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素食(台北) [お気楽台湾生活]

まだまだ体調が万全とはいえず、すぐ疲れてしまうので

今回の台北行きでは機内食を乳製品OKのゆるめの菜食にしてみました。

以前利用したチャイナエアライン台北ーインド線の機内食がとても美味しかったので

ちょびっと期待も。



メインはまあまあのお味でしたが、その他は野菜とフルーツを並べただけのような‥…。

機内食はこんなものなのかな。

日頃いつでも美味しいお野菜が安く手に入る場所に住んでいることを再認識し

機内食をたべつつ、あらためて感謝したのでした。



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名古屋→台北


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台北→名古屋





台湾には仏教の関係か『素食』とよばれる精進料理があり

屋台から高級レストランまで、充実した美味しい菜食のご飯が食べられます。

私は中でも屋台の「自助餐」が大好き。

自助餐とはセルフサービスごはん。つまりバイキングのことで

お店で食べてもいいし、お持ち帰りもOK。

ずらっと並んだバットに盛られたおかずを好きなだけ紙箱に取って

目方をはかってもらって支払います。

おすすめは、永楽市場のそばにある  老爺卍素食  というお店。

なまえは古臭いけど、どれもすご〜くおいしくて

ご飯もつけてもらって300円もしません。

台湾の素食は果てし無く奥が深い。

帰国したばかりなのに、思い出したらまた行きたくなっちゃった。





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Boodayで再会(台北) [お気楽台湾生活]

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台北では三月に入るとお天気なら半袖を着たいぐらいの日もありますが

着いた日の桃園飛行場は雨。台湾の人たちはダウンコート姿です。

 

羽田から乗った娘を、夫が松山飛行場へ迎えに行き

私はその間に以前中国語を教えていただいていた 鄧老師 にお会いしました。

中山駅近くの  カフェと雑貨のお店  蘑菇 Boodayで。

五年ぶりぐらいでしたが、相変わらずお綺麗でほっそりとしたスタイルで

お肌なんか前よりピッカピカです。

実はこれには秘密が。

彼女は菜食と気功を続けていて、やっぱりそれがいいのかなー。

わたしもなるべく菜食にしようかな。

でもその前に甘いもの減らすべき?

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林檎のクレープに台湾紅茶

 

蘑菇 は相変わらずセンス良く、カフェのお姉さんはとってもかわいく

1Fのショップのお兄さんは優しそうなイケメンです。


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久々の中国語にかなりあせりましたが、 なつかしくて楽しい時間でした(^_^;)

 

 

蘑菇 のHPはこちら。  http://www.mogu.com.tw/about_jp.php  

鄧老師にすすめられて習った気功の記事はこちら。

                              http://cinnamon-cardamon.blog.so-net.ne.jp/2009-06-17  

蘑菇の記事はこちら。  http://cinnamon-cardamon2.blog.so-net.ne.jp/2012-03-19

 

 

 


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台湾おやつ缶詰 [お気楽台湾生活]

台湾にはおいしいものが山とあるけれど

絶対はずせないのが デザート!

お豆類や蓮の実、キクラゲ、里芋などを使った中華スイーツは

それぞれの食材にいろいろと効能があるので、おいしくてしかもからだにいい。

カフェやレストランじゃなくても、屋台や街角のスタンドで

あれこれトッピングしてもらって食べるの ほーんと楽しいですよね。

 

日本に帰ってからも無性に食べたくなるときがありますが

そんな時にはひとまずこれで。


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お薦めは左のハトムギ。温めるとさらに美味しくなります。

 

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蓋の裏には三つ折りのスプーンまでついています。
あー、防災用にもっと買えばよかった。

 

地元スーパーは台湾らしいお土産の宝庫なり!

 



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高雄〜美濃の旅⑥ 擂茶と粄條麵 [お気楽台湾生活]

客家文化にふれる美濃の旅、お次は「擂茶(レイチャ)」体験です。


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お店の中に入るとそこは不思議な世界。



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客家の伝統衣服を着たきれいなお姉さん?が迎えてくれました。

タクシーの運転手さんが「日本から来たお客さんだからゆっくりしゃべって」

と言ってくれたにもかかわらず

用意されたテーブルにつくと、お姉さんは機関銃のごとくしゃべるしゃべる。

ほとんど理解できませんが、まあとにかくすりこぎで擂れってことのようです。




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すり鉢の中には白胡麻、黒胡麻、玄米、ピーナッツなど体に良さそうなものばかり



「擂」の字は「胡麻を擂る」というふうに日本でも使ってるように

ひたすら「すり鉢の中味をすりこぎで擂る」作業。

「擂り粉木」読んで字の如くですね。




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もういいかなーと思って休んでいると、お姉さんがやってきてダメ出し。

さらに擂る。

そしてまたまたダメ出しされちゃう。

お茶請けのお菓子や、小さいお急須に入った甘いお茶も味わってる余裕なし。

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ようやくゴーサインが出たら、すり鉢の中味を小鉢に移します。


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のこりは筆も使って丁寧にすくいだします。


後半もお姉さんの勢いはとどまるところを知らず。

なんかいっぱい説明してくれたけど、とにかくどんなお味か早く飲みたい。



粉末になったものを銘々の茶碗に入れ、

抹茶もどこかで加えたような。

お茶?お湯?を注いでスプーンでよーく混ぜたら

お好みであられや小豆を入れていただきます。

どろっとして、ピーナッツの香りがきわだって、

お茶というより「黒豆きな粉」を温かいミルクでのばしてさらに濃厚にした感じかな。

栄養満点で、こんなに甘くなければもっとおいしいのに、ちょっと残念。

私は情けないことに「擂る」だけで疲れてしまって

お茶の写真撮ってなかった(^_^;)


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いかにも観光スポットという場所で、しみじみとお茶を味わうというのとは違うけど

なかなか面白い体験でした。

そもそもなんで「擂茶」が生まれたかというと

農作業に忙しい客家の人々が色々な栄養を一度に取れるようにと考え出したとか。

いまなら忙しい朝にミックスジュースってところでしょうか。





もうひとつの客家名物。

こっちは一押しの   粄條麵

米どころ美濃ではお米でできた麺がとっても美味しい。

もちもちの麺にあっさりスープと葱油がたまりません(^_^)

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高雄〜美濃の旅⑤ 油紙傘の続き [お気楽台湾生活]

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廣進勝のご主人 林榮君さんは二代目です。奥様は呉劍瑛さん。

おふたりともとても温厚なお顔立ちで、なんて素敵なご夫婦でしょう。

さっそく工房を見せていただきました。



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竹の先の方をちょうど茶筅のように細く割っていって

糸でかがって骨組みと柄の部分をつくり、

それに細長い三角形に切った手漉きの紙を貼っていきます。

(奥の方に見えるブルーの紙は奥様のデザイン。)

紙を貼り終えてから、絵付けをしたり、文字を書いたり。

剪紙はそのままでなくプリントしたものを貼っています。

予め紙自体を染めて模様を出しているものもあります。

そして最後に桐油を塗って完成。



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一番奥の茶色くなった年代物の傘は、先代の手によるものです。




客家の傘は中国の伝統的な図案が主流ですが

花鳥画に加えて、オリジナルのデザインを次々と考案されています。

私は赤が効いているデザインがとっても気に入って、これを買うことにしました。


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作りは全く一緒ですが、普通のサイズよりちょっと小ぶりです。



客家の花布で作った袋に入れてくれたのでうれしさがさらにUP!

剪紙をアレンジした外箱もおしゃれです。

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実際に使うこともできるそうですが、もったいなくてそんなこと。







おまけ①

中国や台湾では、傘はその丸い形から一家団欒

「傘」という字は屋根の下に四つの「人」が並んでいるので家族円満

また「油紙(ヨウズ)」が「有子」と読み方が同じことから子孫繁栄を表す 

このうえなく縁起の良いものとなっています。

それで昔から息子が成人した時(16才)や、娘がお嫁に行くときには

油紙傘を贈る習慣があるそうです。

(磐田の教室でこの話をしたら、私もお嫁に来る時に唐傘を持ってきたというかたが、お二人もいらっしゃいましたよ。)



おまけ②

美濃という地名は日本が統治時代につけたそうですが、

日本の美濃市と同様に「唐傘」と「焼き物」が特産品となっています。

中国から渡ってきた客家の人々がその技術を守ってきたということですが、

油紙傘は日本の美濃傘にすごく似ているし、

日本の美濃紙のような手漉きの紙も作られています。

傘作りの技術は中国が先なのか、日本が先なのか。うーん(~_~;)





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高雄〜美濃の旅④ 油紙傘 [お気楽台湾生活]

なーんではるばる美濃 まで行っちゃったのでしょう。

実はどうしても見たいものがあったのです。


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上の写真は四年前に台北にあるデパートの中で撮ったものですが

日本の唐傘にとても似ていて、しかも剪紙が貼ってあるしょう。

そして何より全体のデザインがnice!

もう私は気になって気になって。

店員さんに誰が作っているのか、どこで手に入るのか尋ねたのがきっかけで

美濃という地名を知りました。

それからずっと「傘が見たい、美濃に行きたいー」と思い続けて

ようやく夢が叶うことに\(^o^)/





美濃へはホテルでチャーターしてもらったタクシーで行きました。

(HOTEL DUAはフロントの対応がとてもよくて、日本語を話せる人もいたので助かりました。)

高雄から山間部へと向かって一時間弱で美濃に到着。

途中の景色はというと、水田や檳榔ヤシの畑が続き、所々にバナナやパパイヤの木。

日月潭あたりにも似ていて、港町高雄とは全然違う趣ですね。



美濃地方はのどかな田園風景と素朴な平屋の家々。

住民のほとんどが客家のひとたちで、漢民族の末裔であることに誇りを持って

客家の伝統や文化を大切に守ってくらしているそうです。

傘作りも伝統工芸のひとつ。

最盛期には12軒あった傘工房も今では2軒のみとなってしまいました。



訪ねたのは「廣進勝」という油紙傘工房。

あるお寺の門前で降ろされ、運転手さんがこの中この中というのです。

確かに門の右側には 廣進勝 の看板もあるので

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おそるおそる門をくぐってみると

右側に集合住宅のようなものが続いています。

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家に沿って歩くと、その先は細い路地が奥へ奥へとさそい

ここで人さらいにあってもまずわからないだろうなー。ドキドキ。

でも大丈夫。ちゃんと矢印が導いてくれて


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迷路のような路地が急に開けたと思ったら

そこに工房がありました。やっと着いた。

わー、なんて素敵なおうち。

秘密の隠れ家のような、塀に守られた家々は客家独特のものみたいです。



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家の前には傘が干してありますねー。

色々なデザインに混じって、剪紙を貼った傘が    あったー。


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わーい、これこれ。これが見たかったんだー。



長くなったので、この続きはまた明日。





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